皆さんこんにちはhiroYamaDの「Oversea」です。
今回は、「【海外-マレーシア】マレーシアの歴史3 Malay Kingdoms (マレーシア王国)」をシェアします。
歴史上のトピックスや展示物の紹介を含めて解説していきます。
興味がありましたら是非ご覧ください。
マレーシア王国1回目です by 「Oversea」
Malay Kingdoms (マレーシア王国)
14世紀以前に存在した「マレー王国」と「マカッラ王国」について報告します。
ストゥル宮殿
現在のタイ、クダ王国の一部だったストゥルの宮殿にあった壁と扉でチーク材で出来ていて、蝶と花、そしてマレーの様式が混ざったマレー国のストゥルのシンボルが彫られています。
竜の頭のような形をしている像はマレーの王家所有の船の船主に飾られました。
ちなみにジャックフルーツの木で出来ているそうです。
マカラ
マカラはインド神話に出てくる想像上の動物の一種です。
2つの動物が融合した頭がゾウで胴体は魚を表す。
陸と海、両方の権力を象徴し1つの大きな石のかたまりから彫られています。
通常は2つ1組で用いられ、日本のこま犬のような形で用いられています。
チャンディの様な有名な建物の入口の階段の両脇に飾られました。
礎石
この石は歴史以前でできたブジャン谷で発見されました。
チャンディなどの寺院の木製の柱を受けるために使われたと考えられます。
東南アジアの王国
東南アジア一帯をマレー群島と呼びますが、14世紀以前に海上交易を中心に栄えた場所に大小様々な王国が建国されました。
それらを、初期マレー王国と言います。
インドシナ半島・・・シャム王国、チャンパ王国
マレー半島・・・・・ブジャン谷、トウマセク王国
スマトラ島・・・・スリビジャ王国
ジャワ島・・・・・マジャパイト王国、シャイレンドラ王朝
ボルネオ島・・・・スールー、ブルネイ
マジャパイト船の模型
マジャパイト王国の模型で、彼らはこの船で交易と支配地域拡大の為、海を駆け回っていました。
ボロブドゥール寺院
インドネシアのジャワ島にある世界最大の仏教寺院です。
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
シャイレンドラ王朝の時代に作られました。
その頃は大変栄えましたが、ムラピ山の噴火による火山灰に覆われ人々から忘れられていました。
ラッフルズにより発見された後、何度も修復を重ね現在に至ります。
クリスの剣
波形の刀は動いているヘビを表しています。
金や宝石を使ったこれらのクリスは王様やスルタンなど身分の高い人が身につけています。
ジャングルや船の中での使用が多かったため、短剣を用いられたが現在は護身用から象徴的・宗教的なものとして儀式のみで使われました。
マレーシアでは結婚式で新郎が身につけるクリスは新婦の父や兄弟から贈られるそうです。
マラッカ王国
マラッカ王国は、1400年頃シャイレンドラ王朝の息子、そしてマジャパイトのパワメスワラによって建国されました。
マジャパイトの戦闘でパレンバンを出ることとなりトウマセク(現シンガポール)に逃げました。
しかし当時、トウマセク、シャム(現タイ)の支配下にあり、シャムの王様の怒りをかいました。
その後、転々とした後、のちにマラッカとなるブルタムという所に逃げ延びました。
マラッカの地名の由来
伝説によるとパラメスワラが木陰で休んでいるとカンチル(豆鹿)が猟犬に襲われるのを見ました。
すぐ負けてしまうだろうと見ているとカンチルが猟犬を川に蹴り落としたそうです。
それを見て、この土地には不思議な力がある。
ここに国を建国したらきっと栄えるだろうと思いその木の名前を取ってマラッカと命名したといいます。
東西回路の間という立地は貿易商人たちを強く引きつけました。
モンスーンの風を利用して航海するため、次のモンスーンが来るまでの数ヶ月をマラッカで滞在する商人たちにとってマラッカは魅力的な場所でした。
マラッカ港は奥行きが深くかつ広いため、一度に2千隻もの船が寄港できたそうです。
マラッカ王国は商人に必要な宿泊施設だけでなく、修理用の波止場や火災や盗難から交易品を守る地下倉庫、パトロール船などを備えていました。
マレー半島は当時の先進国だったインドやペルシャと中国の中間に位置することより、多い時は84の言葉が話されていたそうです。
スパイス
マラッカ港での主な交易品に香辛料がありました。
ほとんどの香辛料はモルッカ諸島から持ち込まれました。
当時香辛料は料理の香り付だけでなくヨーロッパなどで冬の間、肉を保存する際の臭い消しに用いられていて大変貴重なものでした。
最後に
今回は、「【海外-マレーシア】マレーシアの歴史3 Malay Kingdoms (マレーシア王国)」をシェアしました。
歴史の3回目、Malay Kingdomsの1回目です。
不定期になりますが次回も「Malay Kingdoms」をお届けします。
今後ともよろしくお願いします。
あわせて読む