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マレーシア 基本情報

【基本情報】 マレーシアの歴史7 Malaysia Today(今日のマレーシア)

2023年9月7日

皆さんこんにちは、hiroYamaDの「Oversea」です。

今日は、「【海外-マレーシア】 マレーシアの歴史7 Malaysia Today(今日のマレーシア)」をシェアします。

興味のある方は是非ご覧ください。

今日でマレーシアの歴史最終回です by「Oversea」

Malaysia Today(今日のマレーシア)

ナショナリズム

日本軍侵略によるイギリスの敗北によりナショナリズムが高まった以外にも中東で主に宗教教育を受けたグループ師範学校設立によってナショナリズム精神を持った指導者を生み出したこと、文学者たちによるマレー語の出版物やジャーナリストによる啓蒙など民族意識が高まり独立の気が育ちました。

そのため、イギリスが戻り、マレーシアを植民地化するための「マラヤ連合構想」をイギリスに対しマレー人の反対が各地で起こり、初のマレー人の意思で政治会議が政治会議が行われました。

後に「UMNO」というマレー人の政党が結成されました。

UMNOはイギリスに対し激しく抵抗したため、マレー諸国は植民地化という最悪の事態を逸れ、イギリスの保護を受ける独立国になり「マラヤ連邦」が結成されました。

非常事態宣言

その一方でマラヤ共産党の力が強くなり武力による反イギリス闘争が始まりました。

共産党を抑えるためUMNOを中心とするマラヤ連邦政府とイギリス政府は1948年「非常事態宣言」を打ち出し対抗しました。

ゲリラ作戦を主にした共産党の活動はイギリス軍による「新しい村」政策などにより徐々に力を失いやがて1960年頃鎮圧されました。

独立運動

UMNOの新しい総裁にトゥンク・アドブル・ラーマンがなりました。

完全な独立を勝ち取るためには、マレーシアに住む3つの民族の協力が必要だと考えたラーマンは中華系のMICに働きかけ3つの民族が結びつくよう努力しました。

これにより「マラヤ連合党」が結成されます。

独立を望む国民に圧倒的な支持を受けた連合党はラーマンを団長としてイギリスと交渉を始めました。

度重なる交渉の結果、ついに流血を見ずに完全な独立を勝ち取りました。

1957年8月31日、クアラルンプールで記念式典が開かれ初代首相アブドゥル・ラーマンによって、マラヤ連邦の独立が宣言されました。

歴代国王

マレーシアは日本の天皇のようにアゴンと呼ばれる国王がいます。

この国王は9州のスルタン達が5年毎の任期で交替する輪番制の形を取っています。

1957年の独立時の国王はネグリ・スンビランの州王になりました。

これにより国王のトゥンコロッはネグリ・スンビラン様式のものが採用され、その後歴代王国のかぶり物として定着しました。

タブン・ハジ(イスラム巡礼基金管理庁)

一般のイスラム教徒にとってメッカ巡礼は一生に一度のイベントで、その為のお金を積み立てる制度がタブン・ハジです。

サウジアラビアの受け入れ側は「今年は全部で何人受け入れるので、そのうちマレーシア人は何人」と割り当てをしてきます。

マレーシアでは巡礼積立金が満期になった人を抽選してその年の巡礼者を決めます。

メッカに巡礼した人はハッジという称号が与えられ白い帽子を被ることが許されます。

ペトロナスツインタワー

ペトロナスツインタワーはマレーシアの国立石油会社ペトロナスによって建築されました。

この塔はイスラム様式でマレーシアのモスクに似せて作られており、特徴的な尖塔 (せんとう)を持っています。

建設当時はこの尖塔を含めた高さで建設物世界一を誇っていましたが台湾の台北101に世界一の座を譲渡しました。

ただし、2本のビルが対になっているツインタワーとしては依然として世界一の高さを誇っています。

建築に関しては日本の建設会社ハザマがタワー1を、韓国のサムソンがタワー2をそれぞれ建築しました。

なお41F、42Fの二箇所に設けられた2本のタワーを結ぶスカイブリッジはフランスの建築会社による施工だそうです。

ハラル

イスラム教の人が食べられる物の事を言います。

豚だけでなく、ロバやラバも禁止されていますが、それ以外のものでも殺し方が正規の手順に従ったものしか食べることができません。

このためムスリムたちは単純に材料表示だけ見て判断出来ないためハラルの表示が必要なのです。

最後に

今回は、「【海外-マレーシア】 マレーシアの歴史7 Malaysia Today(今日のマレーシア)」をシェアしました。

今回でマレーシアの歴史を終了します。

今後ともよろしくお願いします。

参考

マレーシア国立博物館資料

マレーシアの歴史 ザイナル=アビディン=ビン=アブドゥル=ワーヒド

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